日米独コア国債からマネー流出、リスク資産へのシフト期待も [金融・マネー]

http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201203150054.html

最近、マネーが株などのリスク資産へどんどん流出しています。
これは、一時的なものなのか?それとも、長期的な傾向として続いていくのか?動向が気になります。

[東京 15日 ロイター] 世界の債券市場の中心的存在である米独日国債が軒並み大幅安となっている。米景況感の改善にもかかわらず、超金融緩和に支えられ「コア国債」の利回りは低位に抑えられていたが、ここにきて景気に対する楽観的な見方が債券市場にも拡大。欧州債務危機への警戒もあって国債に集中していた過剰流動性が株式などリスク資産にシフトする可能性も大きくなってきた。(記事引用)

日米独の国際が売られ、10年債利回りは、それぞれ1.05%、2.28%、1.95%と上昇してきています。
債権市場でも、リスク資産へシフトつつあるといえそうです。
日本債の場合、国内消化率が依然として9割を超えているため、今後これ以上利回りが良くなるというのは考えずらいですが、外国人投資家はリスク資産へ確実にシフトしつつあるようです。

ドルは、為替で11か月ぶりに84円を回復し、日経平均も1万0152円まで上昇。
「海外勢が自動車、金融などにまとまった買いをいれている。想定以上の円安進展で企業業績の回復が見込めるため、売りを急ぐ理由がない。3月期決算発表で材料出尽くしとなるまで好業績を織り込み続ける可能性がある」(大手証券)ようです。
3月いっぱいまで、この円安・日経平均高は続くのでしょうか。

ただ株式市場は円債市場などに先行して景況感の改善などを織り込んできただけに、一段の株価上昇には一段の景況感改善が必要、との見方もある。
そうすると、これから国内の景況感が一段と改善していかなければ、この株高は続かないということでしょう。
今のところ、周囲を見ても景気がよくなっている兆しは全く感じられません。
今のところ、この株高を支えているのはアメリカの景気回復傾向です。

しかし、アメリカの景気回復による弊害もあります。原油高です。
既に、イラン問題と相成って、ここ1か月程度でガソリンは10円程度高くなっています。
それ以上に、景気が良くなり、物価上昇し、給料も良くなると、原油高は対して気にならなくなるって思いたいですね。




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やまさん

リスク資産へのシフトはよいことだと思います。
まあこのところ世界が有事から安全へとなっているから。
日経平均は2月からすごい上がりでしたが、もう高止まりするのではないでしょうか。

アメリカ経済次第でしょうけど。
by やまさん (2012-03-19 18:52) 

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